か行
北原白秋(きたはらはくしゅう)

- 「まるで高原のようだね」と言った詩人 - 福岡県生まれ。26才の時【朱欒】を創刊。詩集【邪宗門】で詩人として、また歌集【桐の花】で歌人として知られるようになる。その後は童謡、民謡の世界にも創作の幅を広げ多くの功績を残 […]

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か行
川端龍子(かわばたりゅうし)

- 臼田坂下に画室を新築した日本画家 - 日本画の巨匠川端龍子は、明治四十二年 二十四才の時、牛込矢東町より入新井新井宿に移ってきました。この頃はまだ作品を認められてはいませんでしたが、挿絵を描いたり、国民新聞社に勤めた […]

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か行
川端康成(かわばたやすなり)

- 臼田坂の途中に住んだ小説家 - 大阪府出身。19才の時に初めて伊豆へ旅行して以来10年間湯ヶ島を行き来し、旅先で【伊豆の踊り子】などの執筆活動を行った。その後【雪国】、【千羽鶴】【山の音】などを発表。文化勲章・ノーベ […]

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か行
川端茅舎(かわばたぼうしゃ)

- 臼本門寺近くに住んだ俳人 - -五重の塔の前の道をだらりと下り、本門寺裏へ抜けて旧座かを登りつめた左角-に川端茅舎が住んでいました。茅舎は、日本画家川端龍子の異母弟で、昭和三年、兄龍子の用意したこの家に父親とともに移 […]

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や行
山本有三(やまもとゆうぞう)

- 馬込時代は議員をつとめた - お力ぞえにより、さいわいに当選いたしました。深く感謝いたします。ご信頼にこたえ、できるだけ努力する覚悟でございます。今後ともご支援くださいますよう、かさねてお願い申し上げます。昭和二十二 […]

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か行
片山広子(かたやまひろこ)

- 大森の貴婦人 - くちなし夫人   片山廣子をくちなし夫人と呼び出したのは、芥川龍之介と室生犀星である。「どういふ場合でも他人の陰口をいはない典雅な夫人だった。年よりずっと若くてどこかフランチェスカ・ベルナ […]

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あ行
尾崎士郎(おざきしろう)

- 文士村のガキ大将 - 愛知県生まれ。大正9年、21才の時に応募した【獄中より】が入選、小説家としてスタートする。【人生劇場】は青春編~望郷編まで7編に及ぶ大作で、彼のライフワークとなった。他の主な作品では【篝火】【高 […]

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あ行
宇野千代(うのちよ)

- 馬込のモガさん - 山口県生まれ。大正9年、懸賞小説で【脂粉の顔】が1位に入選したのをきっかけに、作家として活躍。またスタイル社を創立、日本初のおしゃれ雑誌【スタイル】を発行する。ただし活動の重点は作家業に置き、【色 […]

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今井達夫(いまいたつお)

- 谷中の慶応ボーイ - 横浜生まれ。大学在学中に同人誌【橡】に参加。博文館、時事新報社を経て文筆生活に入る。【三田文学】などにモダンな小説を発表し【青い鳥を探す方法】で第2回三田文学賞を受賞。 『まずは一杯』は、人物判 […]

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あ行
稲垣足穂(いながきたるほ)

- 衣巻家に転がり込んだ小説家 - 大阪生まれ。佐藤春夫に認められ、大正11年【チョコレット】【星を造る人】【一千一夜物語】などを発表、話題となる。 石川台・久が原などを転々とし、戦後は【A感覚とV感覚】で注目を集めた。 […]

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