馬込文士村解説板 衣巻省三

馬込のダンス流行震源地 衣巻省三(1900~1978) 詩人・小説家

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兵庫県生まれ。神戸時代に稲垣足穂と共に佐藤春男に師事し、大正末頃から文学活動を開始。モダンでハイカラな作風を持ち、【けしかけれられた男】が第一回芥川賞候補にあげられた。小説【黄昏学校】、詩集【パラピンの聖女】【こわれた街】【足風琴】などが主な作品。

 詩人の衣巻省三は、実家が裕福だったことから-馬込の中でも貧乏の味を知らない唯一の文士-といわれています。夫婦ともに美男美女、ダンスパーティーで出会ったというモダンボーイとモダンガールでした。
馬込へ移ってからは、自宅のアトリエでダンスパーティーをひらき、萩原夫婦や宇野千代、川端夫人、室生犀星など友人たちを招きました。衣巻家こを馬込のダンス流行震源地というわけです。

参考文献 近藤富枝【馬込文学地図】

 

 

 

 

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