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尾崎士郎は、新しい家庭をもち、住まいを移しました。山王・源蔵ヶ原周辺で何度か家を変えながらもペンは進ようになり、彼の出世作とも言える『人生劇場』を書き上げます。 この小説、もとは新聞の連載ですが、本になっても売れ行きはサッパリでした。ところが友人の川端康成が『人生劇場』を絶賛したのをきっかけに、たちまち本はベストセラーになり、尾崎士郎の小説家としての地位は不動のものとなりました。
参考文献 【ねんじんだより】 筒井敏夫講演会記録
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